NEC GREEN ROCKETS
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第4節 1/14(土) vs クボタスピアーズ船橋・東京ベイ リーダーズコメント

試合情報

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スピアーズ戦から学んだ教訓は「相手のミスをいかにスコアに結びつけるか」 〜テイラーHCとリーダー亀井が語る上位浮上へのカギとは〜


NECグリーンロケッツ東葛が、クボタスピアーズ船橋・東京ベイのホストスタジアム、江戸川区陸上競技場に登場するのは、昨季の第4節1月29日以来のこと。
このときは、前半立ち上がりから4連続トライを奪われ、26対59と大敗した。
それからのおよそ1年間で、両者の力関係はどう変化したのか。
特に、上位浮上を目指すグリーンロケッツ東葛にとっては、自らの成長ぶりを証明するための大切な対戦だった。



先制したのはスピアーズ。開始早々の3分に、ラックから大きくボールを動かしてトライを挙げ、コンバージョンも決めて7点をリードした。
昨年の対戦を思い出させるような先制パンチだったが、今季はその後の展開が違った。
グリーンロケッツ東葛は、リスタートからスピアーズ陣に攻め込み、17分にモールからFL亀井亮依がトライを奪って追撃。SO金井大雪のコンバージョンで試合を振り出しに戻した。
その後、スコアボードは動かず、グリーンロケッツ東葛が粘り強い防御でゴールラインを守る。
しかし、あと7秒で前半が終わる39分53秒にスピアーズがトライを追加。コンバージョンも決まって、7対14でハーフタイムを迎えることになった。



「前半は良かった。セットピースでも、アタックでも、ディフェンスでも、いい局面があった。みんながとてもハードにプレーして、素晴らしく頑張ってくれた」
ロバート・テイラーHC(ヘッドコーチ)は、最初の40分間をそう振り返った。
確かに30分には、ゴール前のラックから飛び込んだスピアーズの選手を、HOアッシュ・ディクソンとSHニック・フィップスが抱え込んで地面にボールをつけさせず、トライを許さなかった。



その3分後には、ゴール前5メートルの相手ボールスクラムでFWが踏ん張り、ペナルティを獲得してピンチをしのいだ。
粘り強い防御が機能していたのだ。



しかし、後半に入って、46分にキック処理のミスから攻め込まれ、トライを奪われると、我慢を重ねていた防御に少しずつほころびが広がり、64分から終了までの16分間に3連続トライを許して最終スコアは7対40。
前半の健闘を後半につなげられなかったのだ。

テイラーHCが言う。
「スピアーズはとても良いチーム。サイズに恵まれていてパワーがある。こちらが単純なミスをすると必ず手痛い打撃となって戻ってくる。だから、この1週間は低く入るタックルを心がけて準備をしました。
前節に比べても、タックルは良かった。ただ、グリーンロケッツ東葛の低いタックルに対して、スピアーズはタックルに入らせてから上半身の強さを使ってボールをつなぐオフロードパスを多用してきた。これは守るのが非常に難しい。
対策としては、相手にボールを持たせないようにすることですが、大事なところでプレーの一貫性を保てず、ミスやペナルティから相手にボールを与えてしまった。
今日のゲームを通して、なぜ自陣で長い時間を戦うことになってしまったのかを、しっかり振り返らないといけない。相手にアタックのチャンスを与えてしまったという点で、第2節の東京サントリーサンゴリアス戦と同じようなゲームになってしまいました」
テイラーHCが言うサンゴリアス戦は、58分まで19対33と食い下がったものの、終盤の20分間に3トライを奪われて19対50と敗れている。昨季ベスト4に残ったチームに食い下がり、途中までは接戦に持ち込むが、終盤に突き放される展開が続いているのだ。



今季のリーダー陣の1人、亀井もミスを巡る攻防についてこう振り返った。
「今日は、最終的なスコアほど差はないと思いました、実感として。
でも、前半最初の獲られ方や締めくくり方、後半のスタートといった部分は、細かいディーテイルをまだ詰め切れていないというか、1人ひとりの役割をクリアにできていない部分がある。それが、失点の原因になっていると思います。
自陣のゴール前でも、相手のノックオンに救われた場面がありましたが、相手のミスに助けられたようなラッキーな部分を、本当に自分たちの流れとしてものにできるのか。スコアに結びつけることができるのか――今日は、ただ助かっているだけで得点に結びつけられなかった。だから、そこをもう少し修正したいですね」
つまり、雨というコンディションもあって両チームにミスが多い展開だったにもかかわらず、グリーンロケッツ東葛はスピアーズのミスにつけ込んで有利な展開に持ち込むことができず、逆にスピアーズはミスから得たボールを有効に得点に結びつけた。
そこが、この試合の勝敗を分けたというのだ。



では、この課題をどう修正するのか。
テイラーHCは「キックの使い方」をポイントに挙げた。
「今日は、全員が身体を張ってプレーした。スコアはともかく、スピアーズに対して昨季よりもずっと良いパフォーマンスを見せることができた。これは喜ばしいことです。
でも、まだまだ足りない部分があるし、さらにハードワークしなければならない。
だから、今日の試合から多くのことを学んで欲しい。
次節は横浜キヤノンイーグルスとの対戦(21日 ニッパツ三ツ沢競技場 12時キックオフ)ですが、キックの使い方も、もう一度見直す必要があるでしょう。開幕から4試合、どの試合も、自陣で戦っている時間の方が長い。自陣からどう抜け出すのか。そのためにどういう良いプレーが必要なのか。そこをこれから練り上げていきます」

亀井も、自陣からの脱出方法について、改善が必要だと話す。
「今日の後半は、凡ミスから簡単にトライを獲られる場面が多くて、それでは勝つのが難しい。自陣に攻め込まれたときの脱出方法も、タッチキックを蹴って相手ボールのラインアウトにするのではなく、もっとクリアにしていきたいですね」
そして、上位浮上のためのキーポイントを次のように話した。
「シーズンが始まって、結果として現れている部分もあるので、チームとしてやろうとしていることは間違っていない。だから、そこにこだわりたい。
そのためには、試合と同じプレッシャーのなかで普段の練習ができているかを、もっと問い直さないといけない。いかにリアルに試合を想定して練習できるか、という問題です。それができている選手と、まだできていない選手に分かれてしまう部分があるので、試合を経験したメンバーが、そういう空気をどれだけ作っていけるかが大切だと思います」

テイラーHCも、イーグルス戦に向けてこう抱負を語る。
「イーグルスは、アタッキングラグビーを仕掛けてくるチームなので、観客にとっては見ていて楽しい試合になるでしょう。だからこそ、グリーンロケッツ東葛としては、セットピースで圧力をかけて、相手にアタックの機会を与えないようにしたい。そのためには、自陣からどう抜け出すかが大切で、多くの時間を相手陣で戦うようにしたい。今日の試合を振り返って、準備を進めます」
そして、コメントをこう結ぶ。
「大切なのは、常に戦術の一貫性を持って戦うことです」
果たしてグリーンロケッツ東葛は、「一貫性」を持って80分間「自分たちのラグビー」を貫くことができるのか。
これまで積み重ねてきた「ハードワーク」の開花に期待しよう!

(取材・文:永田洋光)


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